「好き」に向き合って、毎日の小さな選択を大切に。保育士も！イラストレーターも！仕事を“1つ”に絞らずに活動するアミンさんの原点と漫画に込める想い

嬉しいです！よろしくお願いします！

幼少期から絵を描くことが好きで、漫画クラブに参加したり、旅行先にも漫画セットを持ち歩くほどでした。

子どもが大好きなので、保育士の仕事に就き毎日忙しく過ごしていたのですが、育休に入ったときに子どもと自分だけの時間の中で「わたしって何が好きだったんだっけ･･･？」と思い出せなくなってしまい･･･。

その時に丁寧に思い返してみたんです。

実は出産後、産後うつの一歩手前になり、何を食べても味がしませんでした。仕事と子育ての両立が難しい･･･今考えると危険な状態だったと思います。

その時に丁寧に「好き」を思い返したことで、今の自分に出会えました。

このことがきっかけで「あ！私って絵を描くことが好きだったんだ」と思い出せた時は感動しました。

その当時、絵を描くためのiPadやペンなどは持っていなかったので、アナログで育児日記を絵日記で描き始めました。
描いていく内に、「Instagramで発信してみよう！」と思いつき、現在のデジタルでのイラストや漫画の発信を始めたことがキッカケです。

「今の私が絵を描いたらどんな絵が描けるんだろう？」とワクワクしながら描き始めました！

誰に向けたものでもなく、育児の記録を絵日記にしたり、芸能人を描いてみたり。ただただ「好き」を感じながら描くことが楽しかったです。

「好き」を思い出した後は、ただただ絵を描くことが楽しくて。最初は自分の記録としてInstagramに投稿していました。現在の漫画スタイルではなく、私が描きたいと感じたものを描いて投稿して、また描いて投稿して･･･。

当時、私の絵を見たお友達が「似顔絵を描いて欲しい！お支払いもしたい！」と言ってくれたんです。それから描いた作品をInstagramに投稿するようになりました。物語ではなく、絵だけの世界観も大好きで描き続けていました。

はい！･･･しかし、想像していたよりもフォロワーさんが増えず。「このまま好きな絵を描いていて良いのだろうか？」と好きな絵を描きたい気持ちと続けていく不安の中で葛藤しました。

めちゃくちゃ悩み、もがきました！描いている過程のリールを撮影してみたり、いろんなことを試しましたよ。その時、好きな絵を通して「保育士としての経験を活かせないか？」と思い切ってスタイルを変えてみました。

その結果、現在の「保育士あるある」が誕生し、多くの人に知ってもらえる奇跡が起きました。

最初は、保育士さんに向けてではなく、ママたちに保育現場のあるあるネタを通して保育士のことを知って欲しい！という想いで発信していました。

ある時、「全国の保育士さんへ」というリール投稿が大バズリし、全国の保育士さんから数え切れないメッセージやコメントが届くようになりました。

はい！
元気を貰えた！という方、分かってもらえた！という感動で涙する方、ギリギリの精神状態で耐えている方‥様々なメッセージを通して、「まずは保育士さんを笑顔にしないとママたちに安心は届けられない」と気付くキッカケになりました。

わたしのInstagramの投稿を見て保育士になりました！という方からメッセージをいただいたことが印象に残っています。誰かの、何かのキッカケになれたと思うと嬉しかったです。

上の子が小学3年生、下の子が年長さんです。
保育士ネタを描く上で、私自身の「ママ目線」も大切にしています。保育園に通っている今、ママ目線のアンテナを張って過ごしています！笑

保育士さんに届けたい気持ちもありますが、ママたちにも届けたいと常に思っています。
保育士の笑顔を守った先に、ママの笑顔があると思っています。そのため、保育士目線もママ目線も漫画を描き続ける上で大切な目線です。

どのクラスもそれぞれの年齢の魅力がたっぷりなんです。罪悪感を感じがちなママへ、こんな想いで子どもたちと向き合っている保育士さんが全国にたくさんいるよー！そんな保育園の日常をもっと漫画を通して伝えていきたいです。

Instagramで漫画の投稿が広がり、保育系メディアの連載をさせていただくようになりました。描いても描いても満足することはなく、あっという間に1年が経ちました。「もっと面白く！分かりやすく伝えたい」と日々漫画や描くことばかり考えています。

自分の描きたいものを描くのも好きですが、今は「期待やお題に応える」内容を大事にしています。読んでくださる皆様の期待を更に超える漫画を描きたい！その一心で描いています。

目の前の漫画に向き合うこと、その経験値が修行のように思っています。修行を積んで、いつか漫画で本を出版したいです。遠い未来ではなく数年以内、子どもたちがまだ小さい「リアルな葛藤」を持っている内に叶えたいです。

2児の母として、休日は子どもたちに振り回されて一瞬で終わります！笑

今は2人ともママ大好き！の時期ですが、現在小学3年生の上の子が数年後、思春期を迎える時期をよく想像します。その時に「いつでも味方でいてあげられる母でいたい」と思っています。

どうなるかはその時にならないと分からないけど、自分の好きなことに正直に。そんな母の姿も見せたいと思っています。

自分の時間や、やりたいことを諦めないで。

私自身、産後うつの一歩手前状態になり、何を食べても味がしない･･･危険な状態を経験しました。その時、焦らずに丁寧に「好き」を思い出したことで、今の自分に出会えました。

「いまは時間がない！」「目の前のことで精一杯」なことも多いと思います。そんな時、小さなことで良いんです。大きなこと、すごいことではなくて毎日の小さな選択。例えば、「紅茶とコーヒーどっちを飲もうかな、今の自分はどっちが飲みたいんだろう」と丁寧に「今のわたし」と向き合うと、新たな発見に出会えると思います。