こすげあやこさんに、『シンママとしてアパレルブランド立ち上げることに不安なことはなかったか?』を聞いたら、意外な回答が返ってきた!

「一般人のシングルマザーができたなら、自分にもできるかもしれない」
──そんな前向きな気持ちになれる、こすげあやこさんのリアルな声を聞いてみました。

目次

「これしかできない」から始まった、アパレルブランドの誕生

新井

こっすーが、「AYAKO KOSUGE」名義でアパレルブランドを立ち上げた
きっかけを教えてください。

こっすー

ずっとアパレル業界で働いていたから、他にできることがなくて。
「これ(アパレル)しかできない」から、ブランドを始めていた感じです。

最初から明確なビジョンがあったわけではなく、気が付いたら自然とアパレルブランド立ち上げの方向へ進んでいましたね。

新井

アパレル業界で働いたのは、服が好きだったからですか?

こっすー

服が好きと言うよりは、ものづくりが好きだったからですね。
作ること全般が楽しくて仕方ないんです!

最近では服だけじゃなく、バッグも作って販売しました。
今後は、グラスやマネークリップをオリジナルで作ってみたいです!

こっすー

生活の中に、ちょっと楽しいを届けられたらうれしいですね。
商品というよりも、「暮らしの中にある楽しさ」を形にしたい。
それが私の根底にある思いです。

「服を売る」以上のことがしたかった

新井

こすげさんのブランドって、“モノ”以上の価値がある気がするんですよね。

こっすー

ありがとうございます!
私が届けたいのは物語なんです。
たとえばクラウドファンディングで支援を募って、目標金額を達成してから生産を始めるとか。
バッグ販売では、予約してくれた方に直接お届けに行く企画をしました!

新井

それは面白い企画ですね!
お客様が商品を買う前から受け取るまでの過程を楽しめるのはいいですよね。

こっすー

「モノより物語。体温を感じるブランド」を目指しています。
モノそのものよりも、その背景や関わりの中にこそ価値がある。
そう思って活動しています。

立ち上げの不安はなかった?

新井

ブランド立ち上げに対する不安はなかったんですか?

こっすー

もちろん不安はありました。
でも、やらずに後悔する方がずっと怖かった

何かを始めるって勇気がいるけど、「やらなかったことへの後悔」って、後から消せないんですよね。

こっすー

私は「自分の可能性を信じたい」気持ちの方が勝ちましたね。
そして、「やってみたい!」という気持ちに素直になって行動すると、思わぬ応援がもらえることも知りました。

新井

ちなみに、ブランド立ち上げ時の資金はどうやって用意したんですか?

こっすー

実は…貯金ゼロでした(笑)

だから、最初のニット製作に必要な200万円は両親に借りました。
反対されると思ったけど、意外にもすんなり貸してくれて。
3ヶ月で完済できましたね。

3ヶ月で200万完済!?すごい!!

こっすー

当時はこの挑戦が失敗しても、自分の経験にはなると覚悟してました。でも結果的に、ちゃんと結果が出せた。
「信じてくれた人に応えたい」想いが力になりましたね。

「開業届を出すのに迷ってる人へ」

新井

起業ってハードルが高そうなイメージがありますよね。
開業届を出した当初はどうだったんですか?

こっすー

開業届ね。個人事業主として開業届出すのってみんなすごくハードル高く感じている気がします。

紙一枚、もしくはネットから無料で提出できるんですよ。
提出するのに1円もかからないし、
さらに提出したからといって税金が発生するわけでもない。
税金は開業届け提出の有無に関わらず売り上げに応じてかかるもので、
確定申告も、開業届けの有無に関わらずしなければなりません。

誤解を恐れずに言えば、開業届は気分の問題とよく言っています。
銀行口座が作れるようになるとか、保育園の就労証明が自分で書けるとかっていうメリットも確かにあるけど、でもそれくらいかな。

それより、出すことでなんとなくやる気が出るって人が多いんで
そのために出すならさっさと出しちゃえばいいと思ってます。

周りに開業届を出すことを反対されるって人もいますが、それは周りの人が無知なだけで、
開業届を出すと借金するわけでもなんでもない。
お金なんて1円もかかりません。

「開業届を出さなきゃ、事業を始めちゃいけない」って思っている人も多いですが、始めてから出しても全然いいんですよ。
悩んでる時間が一番もったいないと思いますね。

シングルマザーでも、自分の道を選べる

新井

シングルマザーとしての子育てと、仕事の両立はどうですか?

こっすー

シングルマザーになってからの方が、楽になりました!
旦那さんがいた頃は、家事をやってくれると期待してイライラしてしまっていたけれど、今は自分でやるしかないと割り切れる分、精神的にすごく楽なんですよ。

新井

確かに。私の知り合いのシングルマザーも言っていました(笑)
逆に体調を崩したとき、大変じゃありませんか?

こっすー

もちろん、体調を崩したときなどは大変ですね。
幸い私の場合は実家が近くにあるので、両親に頼れるのは本当にありがたいですね。

こっすー

自分のシングルマザーとしての経験を活かして、
シングル親ファミリーを支援する「食」にまつわるサポート活動(フードバンク)を立ち上げる予定です。

志──人生のゴールをどう描く?

新井

ズバリ、こっすーの「志」とは何でしょうか?

こっすー

3つあります!

①迷わない人生を送る人を増やしたい
→アパレル AYAKO KOSUGE
②幸せなSNS発信者”を増やしたい

→オンラインサロンAMBITIONS
③食べることに困る人をゼロにしたい

→フードバンク立ち上げ

どれも理想論ではなく、私自身が本当に困っていたときに感じたことから出てきた言葉です。
ただの目標じゃなく、人生をかけて実現したいテーマですね。

自分の「やりたい」に素直になれる社会へ

こすげさんの話を聞いて、「私もなにかやれるかもしれない」と思った方もいるのではないでしょうか?

ブランドを作ることは、ただ服を作ることではなく「自分の人生を信じる」ということ。

「私なんて無理」「子どもがいるから」と思ってしまう瞬間もあるかもしれません。
でも、そこから踏み出したこすげさんの話を聞いていると、
自然と自分にもなにか出来るかもしれない、と思わせてくれます。

あなたの「やってみたい」が、誰かの勇気になるかもしれません。

迷いながらでも進んでいくあなたの姿が、きっと誰かの背中をそっと押すはずです。

(文・構成:新井由貴子)

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